林業労働災害(死亡災害)速報一覧
刈払機で足を切創し、止血後、自ら下山途中、出血性ショック死
災害発生日時等 | 2001年07月25日 |
---|---|
災害発生場所 | 和歌山県 |
被災者年齢等 | 68歳(男性) |
作業種別 | 造林(下刈) |
災害発生状況 | 被災者は、当日午前6時30分より現地において、1人で造林地の下刈り作業を行っていた。午後5時30分分頃、被災者の帰りが遅いのを心配した知人らが探しに行ったところ、午後6時50分頃、現場でしゃがみ込んで死亡している被災者を発見した。被災者の左足ふくらはぎには、現場で使用していた刈払機によるものと思われる裂傷があり、死亡原因は、左下肢裂創による失血死と推定される。 被災者は、作業現場から歩道に降りる際に、足を滑らせた模様で、弾みで刈払機のスイッチを押してしまい、左下肢を裂創したものと思われる。被災者自身が止血を試みた形跡が残っているが、傷は骨にまで達しており、大量出血により、短時間で死に至ったものと思われる。 (現場の状況からの推測) |
使用機械 | 造林機械(刈払機) |
経験年数 | 40年 |
作業場所の林種別 | 人工林(ヒノキ4~5年生) |
作業対象 | その他 |