林業労働災害(死亡災害)速報一覧

かかり木となっていたスギの樹冠が落下し、直撃

災害発生日時等 2001年09月18日
災害発生場所 熊本県
被災者年齢等 66歳(男性)
作業種別 伐倒(間伐)
災害発生状況 間伐材の搬出路の支障木伐採作業のため作業班2名とバックホウの運転1名の計3人で現地に入っていた。被災者伐採箇所にかかり木があり、注意して行うよう他の作業者も声をかけてそれぞれの場所で作業に入っていた。伐採を行っていた1名が燃料を補給するため、被災者の近くまで来てスギ(枝)の下敷きになっている被災者を発見したが、心臓は停止している状況であった。被災の様子については目撃者がおらず不明。かかり木となっていたスギの樹冠が落下したものと推測される。
※くも膜下出血が直接死因となっており、それが起こり転倒した上に、かかり木となっていたスギが落下した模様。なお、被災者が伐採していたと思われる伐採木は、完全に切れており、周囲2本のスギにかかっていた。チェーンソーも伐採木から離れた箇所にあり、エンジンがかかったままの状態だった。
使用機械 伐木造材機械(チェーンソー)
経験年数 40年
作業場所の林種別 人工林
作業対象 伐倒木(径30cm 樹高20m)