林業労働災害(死亡災害)速報一覧

2026年発生分(2026年02月19日現在)

都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。

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2001年

No. 県名 発生日 性別 年齢 経験年数 作業種別 災害の概要
群馬県 2001年01月05日 男性 46歳 26年 車両集材 被災者は、伐倒されたマツを搬出する作業をしていた。
午前中からの作業で、昼食休憩を挟んで午後の仕事に取り組んでいた。作業は1人で行っていた。
場所は集落に近い林内だった。
事故は直径50cm弱、長さ5mのマツ材を運材車に積載し運搬中に発生。
被災者は運材車を運転し、下り勾配(約15度程度)の人工林内の作業道を走行中、何らかの原因で運材車が横転、下敷きとなった。
夕方になっても被災者が帰宅しなかったため家族が現場に赴き、発見された。                 
広島県 2001年01月06日 男性 77歳 45年 伐倒(択伐) ① 当該箇所の作業は、当日が作業開始日で、作業班員4名(N、S、T、M)が8時30分頃現地に集合し、作業内容について打ち合わせ後、手分け作業により作業開始した。
② 作業の役割分担は、被災者が松くい虫被害木の伐倒、その他の者が伐倒木の小切り・焼却・記録を担当していた。
③ 被災者は、2本の木を伐倒した後に、単独で谷を渡り、対岸の斜面にある枯死木を伐倒作業にかかった。その作業中、枯死木のため「つる」が機能せず予測した方向より約4mはずれた広葉樹(強高直径18cm、樹高13m)の枝に当たり、根元が反動で跳ね上がり、被災者を直撃したものと推測される。
④ 他の作業員が、被災者が伐倒した木を処理するために谷に集まったが、チェンソーのアイドリング音が、暫くしてもなお連続して聞こえ続けるので、異常に気付き斜面を上がってみたところ、伐倒した木の下敷きになって倒れている被災者を発見した。
⑤ 直ちにM作業員が車で民家に戻り森林組合に連絡した。連絡を受けた森林組合長は、救急車の手配をするとともに、職員へ現場に行くよう指示した。
⑥ 救急車が到着後、脈・血圧等の測定と応急措置したが、頚部外傷により即死状態との説明があった。その後、病院に移送され医師の診断を受ける。(頚部外傷にともなう頚椎骨折による死亡)  
長野県 2001年01月12日 男性 57歳 42年以上 保育間伐 1 被災者は、通常どおり森林組合事務所に出勤した後、組合所有の車(ワンボックスカー)を自ら運転し、単独で除間伐作業現場に到着したが、新雪のため作業にならないと判断し、事務所に戻ることとした。
2 事務所に戻る途中の道路において、被災者の運転する車が対向車線をはみ出し、対向車と正面衝突した。
岩手県 2001年01月17日 男性 48歳 伐倒(皆伐)、その他(道路支障木) 伐採者は、スギ(径29cm、樹高17m)立木の伐採作業において、伐倒予定方向で枝払い作業を行っていた被災者(伐採者から約10.2m離れた場所)に対し退避するように告げ退避したことを確認した後、伐倒予定方向の逆側に民家があることから、民家側に倒れないよう同僚に伐倒木を支えさせ追口をいれ伐倒したところ、退避したと思われた被災者が伐倒木の下敷きとなった。
北海道 2001年01月18日 男性 66歳 18年 伐倒(択伐) 被災者は、同僚3名と伐倒作業に従事していた。
ナラ(元口径94cm、長11m)を伐倒した際、隣接している(ナラの伐根から1.5m)のトドマツ(径30cm)に、ナラ伐倒木の枝(枯れ枝)がぶつかったため、その枝(元口21cm、長4.7m)が折れて落下し、被災者の頭部を直撃したものと思われる。
作業終了時間になっても戻ってこないため、同僚2名が、伐倒現場へ探しに行ったところ、ナラ伐根の木元から約1.6mのところで倒れている被災者を発見した。
埼玉県 2001年01月24日 男性 63歳 伐倒(皆伐) 木材の伐採作業現場にて早朝始業前に作業員(被災者)の酒気が抜け切れていないのに気づいた社長が当日の午前の就労に付くことを差し止め、送迎バス内にて待機を命じた。
社長が再び送迎バスに戻る前に被災者が林道から転落したらしく、林道下方の傾斜面に転落している姿を他の作業員が発見した。
北海道 2001年01月25日 男性 60歳 2年 車両集材 ブルドーザーを使用し、前日までに伐倒したトドマツの集材を行っていた。
伐倒木にワイヤーを掛け、ウインチで巻きはじめたが、ブルドーザーの位置を変えようと、運転手が運転席に座らずに、エンジンを始動させたところ、ブルドーザーが後退し、後部で作業していた被災者が下敷きとなった。
助けようとした運転手も、左腕を巻き込まれ骨折の重傷を負った。
ブルドーザーは、ギヤが入れたままになっていたため、エンジンを始動させた際、後退したものである。
北海道 2001年01月30日 不明 63歳 伐倒 被災者は、伐倒予定のシナの木に径24cm、長さ約9mの枯損木がかかっていたので、ブルで引き落とすこととし、ブル運転手と打ち合わせを行った。
被災者が、打ち合わせた場所に待機していたので、運転手は、ブルドーザー排土板右下角をかかり木に引っかけ引き落とそうとしたが、かかり木は思わぬ方向に倒れた。
燃料補給のために近くへ移動してきた被災者が、倒れてきたかかり木の先端部分に打たれたものである。
福岡県 2001年02月05日 男性 54歳 1年 被災者は、2月5日植付作業(造林森林組合受託事業)終了後(14時30分)翌日の作業現場(植付作業、造林森林組合受託事業)へ車両4台4人で降雪状況を確認に行き、確認後被災者は、最後尾で森林組合事務所に下山中林道で運転を誤り谷川へ車両(軽トラック)ごと約20m転落し、死亡した。
なお、被災者は翌日降雨のため作業が中止となり、その翌日(7日)出勤してこないので、警察に通報し、捜索の結果発見された。
岩手県 2001年02月26日 男性 68歳 約30年 伐倒(皆伐) 被災者は、自分が伐倒したカラマツ(樹高約22m)がかかり木となったが、その状態にしたまま、チェーンソーの燃料を補給するためかかり木の直下を移動したため、突然外れて落下したかかり木に直撃され、胸部挫傷により死亡した。
栃木県 2001年03月12日 男性 73歳 30年 伐倒(間伐) 被災者は、同僚1名とヒノキの間伐作業中であった。傾斜58度の急峻な地形のため、作業中に足を滑らせて、下部の沢まで12mを転落しヘルメットを着用していたが、全身を強打した。本人は、自力で動けたため、そのまま病院へ行ったが、MR技師が当日不在のため、翌日再度自力で病院に行き、入院して精密検査を行った。その後、入院中に容態が悪化し、病院で3月30日に死亡した。
和歌山県 2001年03月22日 男性 60歳 30年 その他(造林地周辺部の支障木の伐採) 被災者は、シキミ・サカキ等を栽培している林地周辺部において、日照の妨げとなる雑木の伐採作業を行っていた。
被災者が、ハゼノキ(直径約20cm、長さ約20m)を伐採していたところ、突然幹が裂け、被災者とは反対側の斜面に一旦は倒れたが、反動で元口が被災者の頭部を直撃、直ぐさま胸部及び腹部を強打し、材の下敷きとなり死亡災害となった。
後日、伐根を確認したところ、追い口を受け口と同じ高さに設けていた。
なお、被災者は、ヘルメットを着用していた。
また、当日は、伐採2名(被災者含む)、下刈り5名の作業員が当該林地おいて作業を行っていた。
静岡県 2001年04月05日 男性 72歳 50年 架線集材・木寄 間伐した伐倒木(90年生)をラジキャリーにより搬出しており、被災者は伐倒木の玉掛け作業を担当していた。
災害発生時、被災者は伐倒木へのワイヤー掛けを完了し、ラジキャリーのフックが降りているのを待っていた。その最中に山の斜面(傾斜34°)を滑落。山腹を5mすべり、その後高さ6m下の沢に転落。そのまま沢を5m流下し、水の溜まった深さ2mの淵で溺死した。
愛知県 2001年04月17日 男性 76歳 10年以上(推定) 伐倒 被災者は、同僚の男性作業員と2人で、民有林でスギの伐採を行っていた。
被災者が伐採木を玉切りしていたところ、同僚の伐採した木が、風にあおられて他の立木にぶつかった後、方向を変えて、被災者を直撃した。
岡山県 2001年04月20日 男性 63歳 1年 車両集材 被災者は、同僚1名とスギの伐採、集材作業中であった。
同僚は山側に登り伐倒木の玉切り、枝払いを行い、被災者は、傾斜約22度の作業道に林内作業車(集材機付)を止めて集材作業をしていた。被災者が玉切ったスギ丸太(元口径34cm、末口径22cm、長さ4m、元木)を林内作業車に載せるため、集材機で引き寄せ作業をしていたところ、丸太が林内作業車の支柱に宙吊りになり、バランスを崩した作業車が転倒し、被災者が下敷きとなり死亡した。
三重県 2001年04月20日 男性 68歳 35年 架線集材 被災者は集材作業のため単独で伐倒木にワイヤーロープをかける作業に従事中、①勾配45~50度のところを移動中滑り落ちた ②ワイヤーロープをかける作業をしていたところ、上から伐倒木が滑り落ち、それに激突され滑り落ちた、かのいずれかにより、約9m下に滑り落ち被災したもの。(目撃者なし)
三重県 2001年04月23日 不明 62歳 架線集材 被災者は、伐出してきた木材を、林業架腺を利用してトラックに積み込むため、玉掛け作業を行っていた。トラックの運転手は、荷台の上で玉外し作業及び、林業架腺の運転手へ合図を送っていた。トラック運転手は、荷台に23本目を積み込み、玉掛けされたワイヤーロープを外し、架線運転手へ搬器を上げるよう指示したところ、搬器の上昇に伴ってワイヤーロープが木材に引っ掛かり、荷台から落下した木材が、荷台近くにいた被災者の胸に当たった。
長野県 2001年05月01日 男性 50歳 12年 造林(地拵・植付) 山腹の斜面へ植林を行うために被災者他3名の作業員が斜面の雑木をチェーンソーを使って伐採する作業を行っている際に、被災者が胸高直径が48センチメートルの立木の枝をチェーンソーで切り落としたときに、切り落とした枝に絡みついていた「つる」が他の枝を引っ張ったため、「つる」に引っ張られた枝が裂けて落下し被災者の右上半身にあたった。
静岡県 2001年05月17日 男性 67歳 20年 伐倒(間伐) 事故当日、一人で間伐作業を実施していた(ヒノキ50年生。平均径24cm。樹高16~18m)。午後の休憩後、1、2本目を伐採後3本目の伐採に移ったが、かかり木となった。かかり木をそのままとし、4本目を伐採した。4本目の根元曲り部分を切り落としているときに、かかり木が倒れてきて下敷きとなった。右顔面(ほお)にあたり脳挫傷で即死。第1~4ろっ骨も骨折していた。状況については1人で作業をしていたため、現場の状況からの推測。
愛媛県 2001年06月19日 男性 58歳 30年以上 伐倒 県道の道路拡張工事現場で支障木の伐採をしていた。
8時50分頃、シイノキを伐採しようとして地面から25cmのところに受け口を作り、追い口からチェーンソーを入れて伐採を始めたとたんに、立木が縦に5.2mにわたって割れ、その割れた元口部分が追い口から90度の方向でずれ、被災者の方向に跳ね上がり、腹部を直撃した。
現場では、経験年数4年程度の同僚がおり、事故後救済を行った。
福島県 2001年06月21日 不明 66歳 35年以内 車両集材 6月21日9時頃、会社同僚と2人で、伐採現場から約500m離れた村道(舗装)脇の山土場まで、林内作業車でスギ丸太(径30~40cm、長さ3~4m、15本程度)を、フック付ワイヤーで固定しながら、山土場上部の作業道脇に一端荷下ろし、今度はその丸太を、ホイールスキッダを用いて2.30m下がっている山土場まで押しながらの集積作業を行っていた。ところがフック付ワイヤーが外れなかったため、15本ほど束ねられたスギ丸太の上でフックを外す作業を行っていたところ、急にフックが外れ2.30m下の山土場にスギ丸太と共に転落した。そのため丸太3、4本の下敷きとなり、全身を強く打ち間もなく死亡した。なお、現場は国有林の間伐作業地で、現場責任者は伐採作業を行い、被災者1人で運搬、集積作業を行っていた。
兵庫県 2001年06月24日 男性 65歳 8年2ヶ月(組合) 伐倒(間伐) チェーンソーを使用してヒノキを間伐中に、伐採したヒノキが隣接木にかかったため、はずそうとしたが倒れなかった。そこで、かかられている木を倒そうとしたところ、かかり木が倒れてきて被災者を直撃し斜面を転げ落ち、意識不明の重体となっているところを登山客が発見し、病院に搬送されたが、25日午前0時頃死亡した(単独事故のため推定)。
(※事故当日、一人で間伐作業を実施。)
石川県 2001年06月25日 男性 65歳 スギの枝打ち作業をしていた被災者が、12m下の地上に転落し、ただちに病院に収容されたものの頚椎損傷等により間もなく死亡したものである。
当日は、朝8時頃から同僚3名と共に作業をしており、スギの木には7m位まではハシゴで登り、それより上は木登り機を使用していた。墜落した被災者の腰には安全帯のベルトは巻かれておらず、スギの木の反対側にロープが切れた状態で落ちていた。なお、安全帯のロープはビニールテープで補強してあった。また、被災者の横に「木登り機」の上部の腰かけ器具が落ちていた。
枝打ちは18mまでされており、「木登り機」の下部の足掛け部分が12mの位置に残っていたことから、枝打ちを終え、下りる途中で事故が発生したものと思われる。
墜落した被災者の腰には安全帯のベルトが巻かれていなかったことから、何らかの原因でロープが切れ、被災者が安全帯をはずした後に、さらに「木登り機」の上部腰掛け器具と木に巻き付けるゴムベルトを結ぶ留め具がはずれ、墜落したものと思われる。
安全帯はビニールテープで補強したものを使用しており、また「木登り機」の上部腰掛け器具と木に巻き付けるゴムベルトを結ぶ留め具のはずれ防止のために、留め具の上にさらに取り付けられる外れ止めゴムバンドが右側だけ無くなっていた。
兵庫県 2001年07月02日 男性 63歳 9年1ヶ月(組合) 伐倒(間伐) 1人でチェンソーを使用してヒノキを伐採(間伐)していた。伐採直後、別の伐倒木につまずき、伐倒木の上に転倒したところへ伐採したヒノキが倒れてきて、被災者を直撃した(二つの木に挟まれた状態)。午後8時50分頃、森林組合の捜索隊が伐採木の下で死亡している被災者を発見した。(単独事故のため推定)。
同組合では、前回の事故後、作業班員に安全作業を徹底するとともに、一部班編成ができていなかった作業班員について班編成をし、班長に携帯電話を持たすなどの対策を講じていたが、被災者が以前に受け持った現場の最終作業を行っていたときに今回の労働災害が発生した。
(事故当日、1人で間伐作業を実施。)
山口県 2001年07月03日 男性 54歳 2ヶ月 造林(下刈) 公団造林地のヒノキ4年生の下刈作業を8時から開始した。休憩は1時間毎にとり、昼休みは11時30分から12時55分までとった。
昼休み後、作業を続行し再度14時15分頃休憩をとっていた際に班長が被災者に声をかけたところ、 「しんどい」との返事があった。その後、声をかけたが返事がないので被災者の頭部を濡れタオルで冷やすとともに救急車を呼び病院に搬送したが、翌日死亡した。
(死亡推定原因:高温環境下での作業による熱中症)
岡山県 2001年07月07日 不明 42歳 20年以上 伐倒(皆伐) ・被災者は一人でスギの伐採作業を行っていた。
・伐倒しようとした木(スギ59年生 径58cm 樹高23m)の先端には隣接のケグワ(径20cm 樹高18m)から延びたつるが絡まっていた。
・このため、スギを伐倒した際、先端に絡まっていたつるがケグワの木を引っ張り、ケグワの地上9m程の所にある枝(径10cm、長さ8m)が裂け、被災者の方に落下した。
・約40度の急斜面であり、裂けた枝が頭に当たって滑落したか、又は、落ちてきた枝を避けようとして斜面を滑落した際に頭を打ったと推測され、頭部外傷のため死亡した。(滑落距離約10m)
※目撃者不在
新潟県 2001年07月12日 女性 53歳 23年 造林(下刈) 事故発生の作業箇所は道路から7分くらいで、傾斜度は12度から14度の平坦な箇所である。
午前8時から女性3名、男性2名の計5名班で下刈り作業を開始したが、被災者はスギの立木の脇で蜂に刺されたため手当をした。手当の後また下刈りを始めたが、蜂がまだいたためか作業場所を移動したとき、隣で下刈り作業をしていた女性の下刈り機の刃が径10cm位の枯木にあたりキックバックし、被災者の左足膝の裏にあたり裂傷を負った。近くで作業をしていた2名が119番に通報・救急車を呼ぶため山を降りた。(救急車の来た時刻は不明)
救急車が来た後止血して、病院へ向かったが出血性ショックで約1時間15分後に死亡した。
和歌山県 2001年07月20日 男性 57歳 30年 架線架設撤去 被災者を含め6人の作業員は、ホイスチングキャレジ式による集材架線の架設を行っており、被災者については、主索の張上げを行うため、林道の切土面との境に設置されている元柱付近において、集材機からの引締索及び並滑車が運搬されてくるのを待機していた。
引締索及び並滑車が元柱まで運搬され、被災者が最初に並滑車をエンドレス索から取り外したところ、被災者がバランスを崩し、約15m下の林道路面の側溝部に転落、頭を強く打って死亡災害となった。
なお、被災者は、ヘルメット及び安全帯を着用していたが、安全帯については適切に使用されてなかったと推測される。
また、当日災害発生時については、集材機運転1名、引締索解き1名、元柱付近での架線架設に被災者を除き3名が作業を行っていた。
集材機からの並滑車等の待機及び主索の張上げを担当していたのは、被災者のみであり、元柱付近で作業を行っていた他の3名については、架線架設に係る別の作業を行っていた。
岐阜県 2001年07月23日 男性 37歳 3年 伐倒(皆伐) 伐採作業中、直径20cm(マツ)が、直径46cm(マツ)にかかり木になったため、かかられた木を伐採しようと追い口を切る途中、かかり木が倒れ被災した。
和歌山県 2001年07月25日 男性 68歳 40年 造林(下刈) 被災者は、当日午前6時30分より現地において、1人で造林地の下刈り作業を行っていた。午後5時30分分頃、被災者の帰りが遅いのを心配した知人らが探しに行ったところ、午後6時50分頃、現場でしゃがみ込んで死亡している被災者を発見した。被災者の左足ふくらはぎには、現場で使用していた刈払機によるものと思われる裂傷があり、死亡原因は、左下肢裂創による失血死と推定される。
被災者は、作業現場から歩道に降りる際に、足を滑らせた模様で、弾みで刈払機のスイッチを押してしまい、左下肢を裂創したものと思われる。被災者自身が止血を試みた形跡が残っているが、傷は骨にまで達しており、大量出血により、短時間で死に至ったものと思われる。
(現場の状況からの推測)
宮崎県 2001年08月08日 男性 47歳 21年 伐倒(列状間伐) 午後から被災者は、同僚と2人1組で国有林で伐倒作業(列状間伐作業)に従事していた。13時20分頃、林地傾斜26度の箇所で48年生のスギ立木(胸高直径24cm、樹高16m)lに、同僚がリモコンチェーンソーにより追い口を入れた後、同僚の反対側にいた被災者が退避しようと移動中、蜂が両耳の下を刺したので動転して蜂から逃れようと無我夢中で逃げた。このとき、伐倒木が被災者に当たった。
なお、被災者は防蜂網を着用していなかった。
熊本県 2001年09月18日 男性 66歳 40年 伐倒(間伐) 間伐材の搬出路の支障木伐採作業のため作業班2名とバックホウの運転1名の計3人で現地に入っていた。被災者伐採箇所にかかり木があり、注意して行うよう他の作業者も声をかけてそれぞれの場所で作業に入っていた。伐採を行っていた1名が燃料を補給するため、被災者の近くまで来てスギ(枝)の下敷きになっている被災者を発見したが、心臓は停止している状況であった。被災の様子については目撃者がおらず不明。かかり木となっていたスギの樹冠が落下したものと推測される。
※くも膜下出血が直接死因となっており、それが起こり転倒した上に、かかり木となっていたスギが落下した模様。なお、被災者が伐採していたと思われる伐採木は、完全に切れており、周囲2本のスギにかかっていた。チェーンソーも伐採木から離れた箇所にあり、エンジンがかかったままの状態だった。
兵庫県 2001年09月25日 男性 65歳 20年 伐倒(皆伐) 会社所有の山林(ヒノキ約80年生)において、5人で皆伐作業をしていた。被災者と目撃者は2人1組で作業を行っていて、直径40cmのヒノキを伐倒作業中、受け口を切り、追い口を切った後、くさびを打ち込んだが倒れなかったため、あとで数人で倒そうと2人で相談し、そのまま放置した。被災者が放置木の受け口側で伐倒木の枝払いを行っているときに、風で放置木が倒れ、被災者の頭を直撃した(ヘルメットは着用していた)。一緒に作業していた同僚が倒れてくる木に気がつき叫んだが、チェーンソーで作業をしていたので聞こえなかった。病院に運ばれたが、右側頭部解放傷及び前頭骨かん没骨折で死亡。
岡山県 2001年09月29日 男性 70歳 30年 伐倒(間伐) 被災者らは3名で間伐作業を行っていたところ、ヒノキ(直径25cm、樹高23m)の伐採木がかかり木になった。作業班員1名が、林内作業車でけん引し、かかり木を処理しょうと現場を離れた。残る2名は一緒に、けん引の準備のため周辺の支障となる木(ヒノキ:かかられている木ではない)を伐採したが、また、かかり木となった。この時かかり木の処理をせず、さらに、伐倒を続けたところ、最初のかかり木が被災者の方向に倒れ、右胸部を強打し、肋骨骨折と肺挫傷により死亡した。
つるがらみはなかった。ヘルメットは着用していた。
北海道 2001年10月17日 男性 61歳 30年 伐倒(択伐) 当日、被災者は、現場代理人を含む10名で伐採作業に従事。ミーティング後、現場に向かい、8時40分ごろ作業を開始した。11時15分頃、昼食時間になっても被災者が戻らないことから、現場代理人等全員で探したところ、11時30分、伐倒木の伐根の横に倒れている被災者を発見した。1本目の立木ミズナラ(胸高直径約70cm、樹高20m)の伐倒作業を開始し、倒れかけたとき、枝がらみになっていた斜面上部の隣接木(ミズナラ)の枝(直径12cm、長さ3.4m)が折れて落下し、被災者の頭部に激突したものと推定される。
静岡県 2001年10月19日 男性 51歳 15年 伐倒(択伐) 目撃者はなく、現場状況からも不明。(被災者は死亡3時間後で、近くで作業していた同僚により、仰向けで倒れているところを発見された。被災者の上には木はなかった。)作業内容は、径40cm、樹高20mのマツを伐採するために支障木となるナラを伐採していた。発見時、マツとナラは伐倒されており、伐倒したマツは枝を落としてあった。低いかかり木状態となっていたナラが、落下してきて強打されたものと推測される。
熊本県 2001年10月30日 男性 73歳 55年 伐倒(間伐) 被災者は、同僚3名と間伐(搬出)作業中であった。作業は、被災者1人が伐倒作業を行い、他3名で集材作業を行っていた。午後5時の集合時間に集まらないため、同僚が被災者を探しに行ったが、発見したときには木の下敷きになっており既に死亡していた。現場は傾斜約35度の人工林であり、スギ(径30cm、高さ19m)を伐倒したところ、別のスギ(径30cm、高さ19m)にかかり、その処理に周囲の木を3本程度倒してみたが切れず、かかり木の下敷きとなって死亡したと推定される(目撃者なし)。午後3時までは、同僚がチェーンソーの音を確認している。
福島県 2001年11月05日 男性 61歳 46年 伐倒(皆伐) 11時ごろ、1人で広葉樹・アカマツの伐倒作業(傾斜20度)をしていたが、コナラ(樹高約17.6m、直径22cm)を伐倒したところ、伐倒木の枝が山側斜面7.5m離れたヤシャブシ(樹高約15m、直径30cm)の枯れ枝に当たり、樹高9mのところの枯れ枝が折れ、被害者の頭部を直撃した。
青森県 2001年11月05日 男性 63歳 30年 伐倒(択伐) 被災者は、同僚3名とクロマツの択伐作業中であった。正午ごろ、クロマツ(径56cm、樹齢140年以上)を伐倒した際に枝が折れて落下し、被災者の後頭部(ヘルメット着用)に当たり、被災した。その後、被災者は病院に搬送され、入院治療していたが、4日後に死亡した。なお、落下した枝は、長さ3m、径10cmであるが、伐倒木か隣接木のものかは不明である。
北海道 2001年11月17日 男性 75歳 30年 伐倒(間伐) 被災者は、作業員10名で広葉樹林(樹齢49年生)の間伐作業に従事。シナの木を伐採し、倒れ始めたとき、約7m離れたナラ枯損木にコクワのツルがのぼっており、シナ伐倒木と絡まっていたため、ツルに引っ張られて同時に倒れてきたナラ枯損木の下敷きになったと思われる。施業区域は、事前に調査をし、伐採木にはテープを巻き、同時進行でつる等を切る作業も行っていたが、たまたま見落としたつる及びナラの枯損木(樹皮がしっかりしていて枯損に見えない)を、本人も見落としたものと思われる。
岩手県 2001年12月07日 男性 42歳 20年 伐倒(皆伐) 当日の業務予定では3人で伐採、小出し作業を行うはずであったが、被災者が当日朝現場にこないことから、他の2人は他の現場に移った。その後、被災者は10時ごろ現場に行き、1人で作業を行っていた。夕方になっても被災者が帰宅しないため、同僚等が捜索したが見つからず、翌日7時30分ごろ発見された。被災者は、クリの伐採を行おうと受け口をとり、追い口を26cm入れたときに樹幹が裂け、被災者は直ちに斜め後方6.5mの位置へチェーンソーを持ったまま退避したが、ちょうどその場所へ約半分に裂けた材(長さ6.5m)が飛来し、被災者を直撃した。

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