林業労働災害(死亡災害)速報一覧

2026年発生分(2026年02月19日現在)

都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。

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2010年

No. 県名 発生日 性別 年齢 経験年数 作業種別 災害の概要
長崎県 2010年01月09日 男性 54歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と2人でスギ人工林の間伐作業に従事していた。伐採木(樹高24.5m、直径27cm)を斜面下方に倒すと川かかることから上方へ倒すことにし、約4mの高さにロープを掛け、斜面上方7mに位置する立木に台付けを取り付け、けん引具で引っ張りながら伐倒したところ、退避の遅れた被災者が伐倒木の稍端部に激突された。
兵庫県 2010年01月11日 男性 60歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と2人で、約35~40度の斜面にあるヒノキ、スギ人工林(林齢約50年)の間伐作業を行っていた。作業中、被災者の姿が見えないため同僚が捜したところ、斜面上方に倒れた伐倒木(径20cm、長さ16m)の下敷きになり、他の立木の根元に圧せられた状態で発見された。目撃者がなく推測になるが、伐倒木がかかり木となり、これを外そうと元玉切りを行ったところ、高さ1.2mの鋸断箇所を支点に、伐倒木が予定と違った方向に倒れ、逃げ遅れた被災者が下敷きになったものと思われる。
三重県 2010年01月19日 男性 69歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚3人とともにスギ・ヒノキ人工林(林齢50~60年)の間伐作業に従事していた。山割りした隣の作業地の同僚が、被災者のチェーンソーの音が止まらないため不審に思い作業現場に行ったところ、高さ約3m、約35度の岩石が露出した斜面の下部で倒れている被災者を発見した。現場の状況から、斜面の上部で伐倒木の造材作業を行っていた時、何らかの理由で転倒し斜面を滑落、上半身を強打したものと思われる。
岩手県 2010年02月11日 男性 54歳 伐倒(皆伐) 被災者は傾斜約50度の皆伐作業現場で伐採作業に従事していた。重心の偏ったナラの立木(直径25cm、樹高15m)を伐倒するため追い口を切っている途中、急に伐倒木の幹が上方に3.9m裂けあがり折れて落下し、逃げ遅れた被災者が下敷きとなった。
岩手県 2010年02月12日 男性 46歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と2人で、約35度の斜面でカラマツ人工林の皆伐作業を行っていた。カラマツの立木を伐倒したところ、その直前に伐倒したケヤキ(根元径15cm、樹高16m)の枝の上に倒れ、カラマツにケヤキが引きずられる形で斜面を滑り落ち、退避していた被災者がよけきれず直撃された。
和歌山県 2010年02月13日 男性 44歳 その他(運材) 被災者は運材車(筑水「やまびこ」)を用いて、玉切りした間伐木を造材土場からトラックの積み込み土場まで運搬する作業に従事していた。帰りが遅いのを不審に思った同僚が捜したところ、空荷で作業道から6m下方に転落した運材車と立木に上半身を挟まれ圧せられた状態で発見された。林道とその周辺に事故につながる要因がみられず、何らかの原因で運転操作を誤ったものと思われる。
島根県 2010年02月14日 男性 52歳 伐倒(支障木) 被災者は同僚3人とともに、スギ人工林の間伐のための作業道開設に伴う伐開作業に従事していた。当日は2人ずつ2組にわかれ、既設の作業道を挟んで斜面上方と下方で伐倒作業を行っていた。下方で作業を始めた経営者(A)と作業員(B)は、作業道に沿って残ったスギ立木(伐根径40cm、樹高23m)の伐倒にとりかかり、上方にいた被災者等の組に笛と口頭で伝えた後、受け口と追い口を切りクサビを打ったが倒れなかった。このため経営者(A)はチェーンソーで受け口の下側からつるを切断しさらに切り込んだところ、立木は斜面上方に傾き、つるの無くなった元口が伐根から外れずり落ちた状態で倒れ、上方で作業を行っていた被災者が伐倒木の稍端部に激突された。被災者の組は一時作業を中断していたが、再び作業に取りかかったところを直撃された。 
徳島県 2010年02月28日 男性 52歳 架線集材 被災者は同僚2人とともにスギ人工林(60年生)の間伐木の集材作業に従事し、当日は集材木から300m離れた地点で荷掛け作業を行っていた。互いの連絡は無線機を用いていた。集材木の運転手が被災者からの合図に従い、巻き上げの操作を行った後、終了の合図がなく無線及び携帯電話の呼びかけにも応答がないため、異変を感じ玉掛け現場に行くと、被災者は伐倒木の上に座り込んでいた。目立った外傷は見えなかったが5分後に容体が急変したため病院に搬送したが10時間後に死亡が確認された。目撃者がいないが集材木の巻き上げ中、作業索にかかっていた伐倒木等がはねて飛来して上半身を直撃され、この反動で斜面を転落中にヘルメットが脱げ頭部を強打したものと推定される。
北海道 2010年03月01日 男性 57歳 伐倒(間伐) 被災者は間伐作業に従事し、チェーンソーを用いてトドマツ立木(胸高直径30cm、樹高18m)の横側から切り込みを入れくさびを打ち込み倒したところ、伐倒木の根元が被災者側に向かってきて激突され、根元を抱えるような状態で下敷きになっているところを発見された。伐採点を切り込む際に受け口、追い口を取らなかったため、正確な方向に倒れず、跳ね上がった伐倒木をよけきれなかったものと思われる。
東京都 2010年03月03日 男性 69歳 造林(下刈り) 被災者は、山林所有者から依頼を受け、単独で下刈り作業を行っていた。翌朝、近くの他の事業現場の作業員が放置された被災者の車を見かけ、不審に思い警察に通報し署員が捜索したところ、下刈り現場近くの崖の淵から約100m下方で倒れているのを発見された。崖の上部には刈払機と作業道具が置かれており、休憩中に何らかの理由で足を踏み外して滑落し、上半身を強打したものと推定される。
群馬県 2010年03月08日 男性 73歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚3人ととともに、スギ林の間伐作業に従事していた。当日、同僚Aと組み間伐木の伐倒を行っていた。かかり木が発生したため、同僚Aがこれを外そうと元玉切りをしたところ、突然外れて落下したかかり木に被災者が直撃された。
北海道 2010年03月12日 男性 59歳 伐倒(択伐) 被災者等4人は択伐作業の現場で、カラマツ立木(樹高25m)の伐倒を行っていた。伐倒方向を確実にし周辺の立木に損傷を与えないよう、立木にロープを掛け同僚2人とともに引きながら伐倒したところ、被災者が逃げ遅れて伐倒木の下敷きとなった。
北海道 2010年03月20日 男性 56歳 その他(運送) 被災者は伐木作業現場でトラック(12トン)に伐倒木を積み込み、納入先に向かって道路を走行中、右カーブの後の直線道路で運転操作を誤って道路左側に逸脱し、畑の取り付け道路の側面に衝突し被災した。
静岡県 2010年03月22日 男性 68歳 伐倒(間伐) 被災者は事業主と2人でスギ林の間伐作業に従事していた。事業主がチェーンソーを用い伐倒と枝払い作業を、被災者が枝の片付け作業を行っていた。事業主がスギ(直径約28cm、長さ約20m)を伐倒したところ、直前に斜面上方から伐倒木の倒れる方向に移動してきていた被災者が、伐倒木に上半身を直撃された。 
石川県 2010年03月23日 男性 64歳 その他(荷下ろし) 被災者は同僚と2人で作業道の構造物を保護するための鉄板(重量0.8t)5枚をトラッククレーンで搬入し、荷下ろしする作業に従事していた。被災者は鉄板の上部の穴にワイヤロープを掛ける玉掛けと誘導を、同僚はクレーンの運転を行っていた。5枚目の鉄板を荷下ろししていた時、鉄板が前後に振れたため、被災者がとっさに制止しようと接近したところ、鉄板の下部が地面に接地し、突然被災者の方に倒れかかりクレーンの車体との間に上半身を挟まれた。
石川県 2010年03月29日 女性 64歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚3人とともに、平坦な尾根付近でスギ人工林(42年生)の間伐作業(切り捨て)に従事していた。被災者は枝払い・集積作業を、同僚の3人は伐倒作業を行っていた。伐倒作業で生じたかかり木を他の作業員が応援して、かかられ木の伐倒で外そうとしたが外れず、かかられ木の伐倒を再度繰り返して計3本のかかり木が斜めに重なり合う状態となった。このため作業員の1人が他の作業員の指導の下に2本目のかかり木の元玉切りを行い、3本のかかり木を同時に処理した。この後、離れた箇所で作業していた被災者の姿が見当たらないため捜したところ、処理した3本目のかかり木(伐根径22cm、樹高16m)の稍端部付近に倒れているのを発見した。危険区域内で作業していた被災者が3本目のかかり木が倒れる際に直撃されて撥ねられ、集積した玉切り材に頭部を強打したものと推定される。
愛媛県 2010年04月06日 男性 40歳 造材 被災者は同僚6人とともに、スギ人工林の間伐作業に従事していた。当日、被災者は約40度の斜面で伐倒木の枝払いと玉切り作業を行っていた。休憩時間になっても被災者が戻らないため同僚が捜したところ、斜面上で2個の転石に挟まれるような姿で下敷きになっているのを発見された。被災者は、約2m上方に転石の跡があることから、何らかの理由で転がり落ちた転石の下敷きになったものと思われる。
岩手県 2010年04月07日 男性 75歳 伐倒(択伐) 被災者は他の作業員とともに、移動式クレーンを用い神社の境内にあるスギ(直径80cm、樹高26m)の伐倒作業を行っていた。主フックに搭乗設備を吊るし被災者と作業員1人が乗り、補助フックでスギの上方部分に玉がけした後、高さ10mの位置で幹を切断したところ、クレーンに荷重がかかりすぎ前のめりに転倒し、搭乗設備ごと川に落下、乗っていた2人のうち被災者が出血性ショックで死亡した。
宮崎県 2010年04月08日 男性 63歳 伐倒(間伐) 被災者は約30度の傾斜地にあるスギ人工林(約40年生)の間伐作業を1人で行っていた。夜になっても帰宅しないため家族が警察に通報し現場付近を捜索したところ、倒れた木の下敷きになっているところを発見された。現場の状況から、スギ立木(直径20cm、樹高16m)を斜面下方に伐倒しようとしたところかかり木となり、外そうとしたが処理出来ず、放置したまま下方で別の作業を行っていたところ、突然かかり木が外れて直撃されたものと推定される。
岐阜県 2010年04月17日 男性 63歳 その他(土場整理) 被災者は同僚5人とともに、伐採搬出現場の撤収作業に従事していた。当時、同僚Aと林道上で斜面上方の枝条処理作業の状況を見ていたが、被災者がいないことに気づいた同僚が捜したところ、林道から5.4m下の沢に転落しているのが発見された。斜面上方の作業を見ていたとき無意識に後ずさりし、林道路肩のコンクリートよう壁を踏み外して転落し、岩に全身を強打したものと推定される。
北海道 2010年04月21日 男性 70歳 その他(乗用車運転) 当日、被災者は玉切りした伐倒木をトラックへ積み込む作業の現場監督を行っていた。作業を終え事業場へもどるため乗用車を運転し道路上を走行中、何らかの原因で道路から逸脱し2m下方の立木に衝突、上半身を強打した。
佐賀県 2010年05月04日 男性 72歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と2人で急斜地(約45度)にあるスギ人工林の皆伐作業に従事していた。被災当時、スギ立木(直径40cm、樹高約20m)を、斜面上方に配したグラップルのウインチでけん引し、倒す方向を規制しながらチェーンソーで伐倒作業を行っていた。伐倒後、被災者の姿が見えなくなったため同僚が捜したところ、伐根の下方3mのところに倒れている被災者を発見した。近くに切り株があったことから、けん引時のワイヤロープの接触か伐倒の衝撃で切り株が滑落し激突されたものと推定される。
徳島県 2010年05月08日 男性 59歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と2人でスギ人工林(47年生)の間伐作業に従事していた。風害でほぼ水平に倒れ立木の間に挟まった状態の転倒木(直径28cm、樹高21.5m)を処理しようとして、根元から11.5mのところをチェーンソーで切断していたところ、根元側の幹が急に折れて跳ね返り、上半身を強打された。
岐阜県 2010年05月14日 男性 74歳 伐倒(間伐) 被災者は、1人でスギ人工林(35~40年生)の間伐作業に従事していた。夜になっても帰宅しないため捜したところ、間伐作業現場の下方の林道上に倒れているのを発見された。直ちに病院に搬送したが死亡が確認された。現場の状況から、斜面上(傾斜約45度)で伐倒木の造材を行っていたところ、作業中バランスを崩して斜面を滑落し、林道上に転落したものと思われる。
北海道 2010年05月15日 男性 64歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚とともに、チェーンソーを用いトドマツ天然林の間伐作業を行っていた。昼休みのため同僚が被災者の持ち場に様子を見にいったところ、うつぶせでトドマツの伐倒木(直径34㎝)の下敷きになっている被災者を発見した。目撃者がいないが、伐倒木が何らかの原因で予定しない方向に倒れ、退避の遅れた被災者が下敷きになったものと推定される。
福島県 2010年05月19日 男性 87歳 伐倒(皆伐) 被災者は、スギ人工林(50年生)の伐採作業に従事していた。被災当時、約10度の斜面でスギ立木(直径44cm、樹高30m)を伐倒しようと受け口切り行った際、下切りと斜め切りの終わりの部分が一致していなかったが、そのまま追い口切りを行ったところ、伐倒木が急に縦に裂け天秤状の状態になりながら倒れかかった。被災者は、倒れる方向と反対側に退避したものの、伐倒木が退避した方向に滑り落ちてきて直撃された。
宮崎県 2010年05月25日 男性 61歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚2人とともに、急斜地(約60度)にあるスギ人工林の伐採作業に従事していた。伐倒木がかかり木(直径30cm、樹高20m)となり、これを処理するため元玉切りを行ったところ、突然跳ねたかかり木の元部に落ちかかられた。
長崎県 2010年06月11日 男性 27歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と2人で急斜地(約45度)にあるスギ人工林(45年生)の間伐作業に従事していた。休憩時間になっても被災者が戻らないため捜したところ、根株の下敷きになっているところを発見された。現場の状況から、転倒木(直径30cm、樹高16m)を処理するため根株と幹を切り離したところ、根株が滑動して巻き込まれたものと推定される。
宮崎県 2010年06月11日 男性 69歳 造材 被災者は同僚2人とともに伐採現場の土場で、チェーンソーを用い集材木の玉切り作業を行っていた。休憩中、2段に積んであったスギの玉切り材に同僚と腰掛けていたところ、材が急に動いたため被災者が立ち上がろうとした時、バランスを崩して後ろ向きに倒れ1.7m下の川床に転落した。その直後、腰掛けていた玉切り材(長さ4m、末口径38cm)が落下してきて上半身を直撃された。
北海道 2010年06月19日 男性 57歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚等と4人で、皆伐現場でチェーンソーを用い伐倒作業を行っていた。休憩時間になっても被災者が戻らないため作業場所付近を捜したところ、カラマツの伐倒木(直径49㎝、樹高35m)の下敷きになり意識のない状態で発見された。現場の状況から、伐倒木がつるがらみと他の立木との接触で予期しない方向に倒れ、よけきれなかった被災者を直撃したものと推定される。
愛媛県 2010年07月09日 男性 20歳 造林(除伐) 被災者は、同僚とともに計19人で、間伐予定地でかん木類の刈払い作業に従事していた。被災者の組は5人が刈払機を、1人がチェーンソーを用い作業を行っていた。被災者が作業列の終点まで刈り終え、次の作業列の始点に移動するため、上段で作業をしていた同僚の後ろを通ろうとしたとき、同僚の刈払機の刈刃が立木の根株に当たってキックバックを起こし、跳ね返った刈刃により下半身を切創した。
群馬県 2010年07月12日 男性 56歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚2人とともに間伐作業に従事していた。作業中、立ち枯れて隣の広葉樹にかかり木となっていたカラマツを外そうとして、根元近くを2回にわたり元玉切りしたところ、チェーンソーで切断した元口が地面に落ちる衝撃でカラマツの先端部(約3m)が折れて落下し、頭部を直撃された。
福岡県 2010年07月21日 男性 67歳 伐倒(間伐) 被災者は、同僚らと6人でヒノキ林(40年生)の間伐作業に従事していた。作業中、伐倒木がかかり木(直径約30cm、樹高約20m)となり、これを処理するため隣接木(直径約30cm、樹高約20m)を伐倒しかかり木に当てて外す浴びせ倒しを行ったが、これでも外れず2重のかかり木となった。このため被災者は、かかられた木を伐倒して処理しようとして、受け口を切り追い口を切り始めたところ、かかり木が動き始めていることに気づいたが、なおも上を見ながら追い口切りを続け、退避しようと数メートル離れたところ、退避した方向に2本のかかり木が倒れかかり、直撃された。
熊本県 2010年07月24日 男性 18歳 被災者はグラップルをリース会社に返すため、作業現場から重機運搬車への積み込み地点まで移送する作業を行っていた。作業現場からグラップルを走行させ約7.8km過ぎた地点(下り勾配約5度)にさしかかたところで誤って右側路肩をはみ出し、グラップルごと15m下に転落、運転席から投げ出され死亡した。 
北海道 2010年07月27日 男性 69歳 その他(土場作業) 被災者は同僚等と7人で伐木・集運材作業に従事していた。当日、同僚Aがグラップル(機体重量8.3トン)を運転し原木をトラックへ積み込む作業を、被災者が枝などの整理作業を行っていた。同僚Aが原木の積み込みを終え、土場を移動するため機体を後退させたところ、近くで作業していた被災者がこれに気づかず接触し仰向けの状態で上半身を轢かれ死亡した。
沖縄県 2010年08月03日 男性 53歳 造林(下刈) 被災者は同僚3人とともに、刈払機を使い約30度の斜面で下刈り作業を行っていた。当日は風もなく蒸し暑い中(当地方の最高気温32.4度)での作業であった。午後4時に作業が終了し同僚が片付けをしている時、被災者が持ち場にいないことに気づき捜したところ、約20m離れた箇所で前のめりに倒れているのを発見した。病院に搬送され、熱中症による死亡が確認された。
岩手県 2010年08月04日 男性 54歳 車両集材 被災者は同僚2人とともに雑木林の伐採、搬出作業に従事していた。被災者はスキッダ(トラクタ)を運転し伐倒木を土場まで地引集材する作業を行っていた。土場から次の集材木の近くまで戻り機体を後ろ向きにするため、幅約3mの三叉路で数回切り返しを行っていたところ、誤って路肩をはみ出し、後方へスキッダごと110m転落、上半身を強く打ち死亡した。
島根県 2010年08月07日 男性 67歳 造林 被災者は同僚3人とともに刈払機を用い、早朝から新植地の下刈り作業を行っていた。8時半頃、被災者が蜂に刺されたため、その旨同僚に報告し30分ほど休憩した後、大丈夫と判断し持ち場に戻り作業を再開していた。しばらくして被災者の刈払機の音がしないため同僚が捜したところ、倒れているのを発見した。直ちに救急車を要請したが、救急隊が到着したときには心肺停止の状態であった。検視の結果、体に複数の蜂刺され跡があり、蜂刺されによるショック死(アナフィラキシーショック死)と判定された。
埼玉県 2010年08月23日 男性 70歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚と3人でヒノキ林(37~40年生)の間伐作業を行っていた。作業中、被災者の方からチェーンソーの音がしない事に同僚が気づき様子を見にいったところ、斜面上(約40度)で伐倒木に挟まれ仰向けに倒れている被災者を発見した。現場の状況から、ヒノキを上方へ伐倒するため斜め切りしたところ、伐倒木が滑落して被災者に当たり、伐倒木と共に約5m下に転落し、上半身を強く打たれたものと推定される。
北海道 2010年08月23日 男性 70歳 伐倒(択伐) 被災者は1人でチェーンソーを用い、カラマツ林の択伐作業を行っていた。カラマツ立木(胸高直径36㎝、樹高23m)を伐倒したところかかり木となったが、これを処理せず下方10m離れた立木の伐倒を行っていたところ、放置したかかり木が倒れて落下し被災者の上半身を直撃した。
茨城県 2010年08月27日 男性 72歳 車両集材  被災者は同僚とともに、間伐現場でウインチ付きグラップルを用いた集材作業を行っていた。当日、被災者は伐倒木の荷かけを担当していた。ガイドブロックを使って集材中に何らかの原因でワイヤロープに異常な張力がかかり、切れた反動で引っ張られていた集材木に近くで退避していた被災者が激突された。
群馬県 2010年09月14日 男性 70歳 造林(下刈) 被災者は同僚5人とともに、刈払い機を使い下刈り作業を行っていた。上部で作業していた同僚Aが、刈払機の刃に草が絡まったためこれを取り除こうと左に振り上げた際、回転中の刃が背後を通ろうしていた被災者に当たり上半身に切創を負った。
長野県 2010年09月29日 男性 67歳 伐倒 被災者は同僚と2人で天然林の伐採作業を行っていた。枯損したアカマツ(径48cm、樹高20m)を伐倒したところ、隣接するナラの木(径26cm、樹高22m)にかかり木となった。これを処理しようと高さ80cmのところを元玉切りしたところ、切断した木口が接地した時の衝撃でかかり木が高さ7mのところで折れ、それより上部の12mくらいの腐食した幹が落下し激突されて下敷きとなった。
新潟県 2010年10月01日 男性 61歳 造材 被災者は同僚と2人で、作業道開設予定地の支障木の伐倒作業を行っていた。被災者が斜面下方で伐倒済みのスギの枝払いを行っていたところ、斜面中段で同僚が伐倒したナラの枯損木(直径30㎝)が予期しない方向に倒れ被災者が直撃されて下敷きとなった。
東京都 2010年10月05日 男性 62歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚2人とともに、チェーンソーを用い約35~45度の急傾斜地でスギ人工林(約40年生)の間伐作業を行っていた。30mほど離れた場所で作業していた同僚が被災者のチェーンソーの音がしなくなったため様子を見にいったところ、伐倒した広葉樹から5mほど下方の別の切り株の上でうずくまっている被災者を発見した。現場の状況から、被災者が二叉の広葉樹の一方の幹(直径10㎝)を根元から1mの高さで受け口と追い口を切り伐倒したところ、つるがらみか追い口の切り込みすぎのため伐倒木が予期しない方向に倒れかかり、これを避けようとしてバランスを崩し、回転していたソーチェーンで下半身に切創を負ったものと推察される。
高知県 2010年10月11日 男性 54歳 その他(作業道補修) 被災者は同僚3人とともに、間伐のための作業道の補修作業に従事していた。作業道にかぶったスギの枝を除去するため、被災者が運転するグラップルの爪の間に同僚が乗り、チェーンソーを用い高さ4.2mの箇所の枝を切っていたところ、古い石積の路肩が崩壊しグラップルの機体が約25m転落、被災者は運転席から投げ出されて上半身を強打し死亡した。
長野県 2010年10月16日 男性 55歳 車両集材 被災者は、カラマツ人工林の間伐作業現場で、トラクタによる集材の荷掛け作業を行っていた。伐倒したカラマツ(直径15㎝、長さ15m)4本を束ねてウインチで引き出していたところ、つるやかん木が巻き込まれ大きな塊になったため、ウインチを止め、被災者が塊の後半分をチェーンソーで除去し、再度、合図を送って引き始めたところ、残った前半分の塊がカラマツの枯損木(直径15㎝、樹高約8m)の根元に接触し、その圧力で枯損木が根元から倒れ、退避していた被災者の後頭部が直撃された。
京都府 2010年10月19日 男性 64歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と2人で、作業道開設予定地の支障木(広葉樹)の伐倒作業に従事していた。当日は、50mほど間隔をおいて作業を開始し、同僚が被災者の作業する箇所に近づいたとき仰向けに倒れている被災者を発見した。被災者の傍らに伐倒したカシの木(径18cm、樹高13m)が横たわっており、伐倒中に何らかの原因で材に激突されたものと推定される。
兵庫県 2010年10月21日 男性 83歳 伐倒(択伐) 被災者は同僚と2人で、山裾の農道の脇(上側)に生立するケヤキ(直径110㎝、樹高25m)を伐倒する作業を行っていた。山側に倒すため高さ5.1mの位置にワイヤロープをかけ、同僚が伐採点を切り込む作業を、被災者がチルホールを用いけん引を行っていた。所定の切り込みを入れワイヤロープを強く引いても対象木が傾かないため、被災者が同僚に近づき、もっと切り進めるよう進言した。同僚がこれに従い切り進めたところ、つるが全て切り離され、強く引っ張られていた幹の元口が山側に2m動き、これととともに対象木の重心が変化し農道側に倒れ始めた。被災者は、倒れかかる幹を避けようと根株を回り込んで退避したが、遅れて下敷きになった。
徳島県 2010年10月22日 男性 56歳 造材 被災者は同僚3人とともに、傾斜約25度の斜面で伐倒したスギの造材作業を行っていた。斜面下方で作業中、伐根で止まっていた伐倒木(径60㎝、長さ15m)が何らかのはずみで外れ滑り落ちてきたため、とっさに飛び乗って避けたところ、直後に別の玉切り材(径60㎝、長さ5m)が落下してきてバランスを失い2本の材に挟まれる形で上半身を強打された。
北海道 2010年10月23日 男性 61歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と6人で民有林の伐採現場で伐木作業を行っていた。終了時間になっても被災者が集合場所に戻らないため捜索したところ、伐倒したシナの木(直径44cm、長さ22m)の伐根のそばで倒れているのを発見された。伐根の脇に隣のクルミの木の幹(樹高18mの上部13m)が横たわっており、被災者がシナの木を伐倒するため追い口を切り込んでいくうちに、枝絡みになっていたクルミの木の上部が折れて落下し直撃されたものと推定される。
石川県 2010年11月04日 男性 70歳 伐倒 被災者はシイタケのほだ木生産のため、1人で広葉樹の伐採作業に従事していた。夜になっても戻らないため現場を捜したところ、倒れている被災者を発見した。現場の状況から、被災者がコナラ(径23㎝)を伐倒したところかかり木となったため、隣のミズナラを伐倒してかかり木に当て(投げ倒し)外そうとしたが、つるが絡んで倒れず二重のかかり木となったことから、次にかかられている木を伐倒しようとしたところ、ミズナラに絡んでいたつるが切れて2本のかかり木が外れ倒れかかり、最初にかかり木となったコナラに被災者が直撃されたものと推定される。
青森県 2010年11月10日 男性 56歳 伐倒(間伐) 被災者は同僚3人とともに、約40度の傾斜地にあるスギとヒバの人工林(約50年生)の間伐作業に従事していた。目撃者がいないが現場の状況から、被災者がスギ(径34cm、樹高15m)を伐倒したところ、枝払いしておいた他の伐倒木(径26cm、樹高15m)にやや直角に重なるように倒れたが、被災者は杭止めなどせずに伐倒木の枝払いを行い、その後、昼休みのため下方で下山の準備をしていたところ、何らかのはずみで枝払いをした伐倒木が約8m滑落し、激突されたものと推定される。
長野県 2010年11月18日 男性 57歳 伐倒(択伐) 被災者は同僚2人とともに、里山の緩衝帯整備(鳥獣の被害軽減)のための伐採作業に従事していた。互いに離れて作業をしており目撃者がいないが、被災者がチェーンソーを用いつるがらみのクルミの木(直径30㎝、樹高13m)を伐倒中、幹が裂けて落下し、下敷きになったものと推定される。
奈良県 2010年11月18日 男性 67歳 木寄せ 被災者はヘリコプター集材のため、約15度の斜面でとびを用い集材木の木寄せ・荷造り作業を行っていた。作業中、立ち位置を変えようとしてバランスを崩し、斜面に続く急な崖を約10m転落した。
北海道 2010年11月22日 男性 61歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚と2人で、カラマツ林の皆伐作業に従事していた。作業終了時間になっても被災者が集合場所に戻らないため同僚が捜したところ、倒れたシラカバの木(胸高直径23㎝、樹高20m)の下敷きになっているところを発見された。現場の状況から、被災者の後方約10mのところに根むくれの状態で立っていたシラカバの木が、周囲の木を伐倒したことにより支えがなくなり倒れ、被災者が激突されたものと思われる。
島根県 2010年11月30日 男性 不明 架線集材 被災者は集材機を用いた架線集材作業の荷掛けを行っていた。集材機を運転する事業主が、被災者との無線連絡が途絶えたため不審に思い荷かけ場所まで行くと、被災者が仰向けに倒れていた。目撃者がいないが現場の状況から、集材木が何らかの原因で落下するか跳ね、安全な場所に退避していなかった被災者が激突されたものと推定される。
宮崎県 2010年12月06日 男性 69歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚4人とともに、2班に分かれスギ人工林(61年生)の皆伐作業に従事していた。同僚Aが2本のスギ(径30㎝・樹高20m及び径32㎝・樹高19.5m)がつる絡みのため、同時に倒そうとしてそれぞれに受け口と追い口を入れ伐倒木が傾き始めたところ、チェーンソーの燃料を補給し持ち場に戻って来た被災者が伐倒方向の下方にさしかかり、同僚Aの笛の合図に気づき急ぎ退避しようとしたが、つまずいて転倒し退避が遅れたところを伐倒木に直撃された。
北海道 2010年12月14日 男性 76歳 伐倒(皆伐) 皆伐作業現場で被災者がカラマツ(直径55㎝、樹高約28m)を伐倒したところ、後方に立っていた別のカラマツ(直径25㎝、樹高約13m)がつる絡みのため引っ張られ、根むくれとなって倒れ下敷きとなった。

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