林業労働災害(死亡災害)速報一覧

2026年発生分(2026年02月19日現在)

都道府県、林災防支部、地方駐在安全管理士からの報告を取りまとめたものです。
類似災害の発生を防止するために公表しているものです。
調査結果により、後日掲載内容の削除、内容の修正を行うことがあります。

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2011年

No. 県名 発生日 性別 年齢 経験年数 作業種別 災害の概要
熊本県 2011年01月10日 男性 57歳 造材 被災者は同僚2人とともに約40度の傾斜地にあるスギ林(47年生)の間伐作業に従事していた。被災者が伐倒木の2番玉の玉切りを行っていたところ、何らかの原因で玉切った材(径25㎝、長さ4m)もろとも滑落し、下敷きとなった。
佐賀県 2011年01月30日 男性 55歳 伐倒(間伐) 被災者はスギ林の保育間伐の現場で、伐倒した間伐木の集積等の作業を行っていた。同僚が風害で二又状に裂けた欠頂木(直径約20㎝、高さ約7m)を伐倒しようと伐採点に切り込みを入れたが、隣接する傾き木の梢端近くが上部の裂け目に絡んで倒れなかったことから、つるが無くなるまで追い口を切り込んだ。それでも倒れなかったため被災者に退避を促したうえで、裂けた薄い方の幹を先に倒そうと背の高さほどの位置に切り込みを入れたところ、厚い方の幹もいっしょに倒れ、誤って伐倒方向に退避していた被災者が直撃された。
新潟県 2011年01月31日 男性 62歳 伐倒 当日被災者は、同僚と分収育林の伐採作業に従事していた。午後1時30分頃、数日前に発生したかかり木処理のため、同僚はグラップルを搬送の上かかり木の右側に停車させた。同僚は、グラップルでかかり木処理を行う前に、グラップルの運転席からグラップル周囲及びグラップル処理によりかかり木が倒れる方向を見回したが、被災者は見えなかった。同僚は、当該かかり木(樹高28.5m、胸高直径32cm)をグラップルトングでつかみ、元口から約6mの箇所を持ち上げようとしたが、元口が持ち上がらなかったので、再度グラップルトングを開いてかかり木の下側から元口を持ち上げたところ、かかり木が倒れ始め、かかり木が倒れる方向に被災者がいるのを発見し「オー」と叫んだ。被災者は、グラップルの方を振り向いたようであったが、かかり木がそのまま倒れ、被災者を直撃した。
長崎県 2011年02月04日 男性 72歳 伐倒(択伐) 被災者は同僚3人とともに、伐採木搬出の支障となるスギ立木の伐倒作業を行っていた。作業途中、被災者の持ち場を通りかかった同僚が、仰向けに倒れている被災者を発見、病院に搬送したが死亡が確認された。現場の状況から、被災者がかかり木となった伐倒木(直径約40㎝、樹高約20m)の状況等を確認していたところ、急にかかり木が落下し直撃されたものと推定される。
北海道 2011年02月04日 男性 45歳 集材機械(ブルトーザー) 当日、被災者は同僚と共にブルドーザを用いて伐倒したカラマツ木を作業道へ引き上げる作業を行っていた。午前9時30分頃、被災者がブルドーザ付近で倒れているのを同僚が発見した。病院へ搬送したが、銃創による出血多量で死亡した。原因は付近で狩をしていたハンターの誤射によるもの。
兵庫県 2011年02月19日 男性 76歳 その他(支障木伐採処理) 被災者は、家屋に覆い被さるケヤキの伐採依頼を受け、移動式クレーン車(25t)により、吊り伐り作業を行っていた。地上約7mの場所で3本に枝分かれしていたため、小さい枝から処理を行っていた。なお、このとき被災者は安全帯を装着していたが、先に処理した枝の元部に固定していた状態であった。最後に一番大きな枝にクレーンから吊したワイヤロープをかけ、当該枝をチェーンソーで切断した瞬間、吊り下げられていた当該枝が被災者の身体を押し上げるように動き、同時に、装着していた安全帯も固定箇所から外れ、地上へ転落した。
高知県 2011年02月23日 男性 51歳 車両集材 被災者は、フォワーダを運転し集材木を搬出する作業に従事していた。丸太約25本(径20~30cm、長さ3m)を積み込み、集積場まで搬出する途中300mほど下がった地点で、何らかの原因でフォワーダごと作業道から5.8m 下に転落、逆さまになった機体のキャビンに体を強く圧迫された。
北海道 2011年03月02日 男性 53歳 車両集材 被災者は、自社有林において木材の運搬業務のため、ブルドーザを運転し同材を牽引していたところ、運搬中の斜面でブルドーザのクローラに轢かれ倒れているところを、一緒に作業をしていた事業主に発見された。なお、ブルドーザは、斜面を逸走して沢に転落し、エンジンがかかった状態で発見された。
福岡県 2011年03月08日 男性 39歳 伐倒(間伐) 被災者は、同僚と2人で間伐作業に従事。被災者と同僚は50m程距離をとって作業をしていたが、斜面下方から被災者の悲鳴が聞こえたので同僚作業員が駆けつけると、被災者が伐倒木(胸高直径約25cm、樹高24m)の上に倒れていた。抜根を確認すると、つるの高さと幅を確認できなかったことから、つるが機能せず、伐倒方向が変わり直撃したものと思われる。
島根県 2011年03月14日 男性 78歳 伐倒(間伐) 被災者は、同僚3人とともに伐倒作業に従事。午後の作業開始直後、小谷を隔ててすぐ隣で伐倒作業を行っていた同僚が、被災者に伐倒の合図を口頭で行った。被災者が合図に応答したため、同僚は受け口を切った後、周囲を確認したが被災者の姿が見えなかったので、退避したものと思い追い口を切り伐倒した。伐倒直後、伐倒した木の近くに服のようなものが見えたため確認したところ、伐倒木の下方斜面にうつ伏せになっている被災者を発見した。
滋賀県 2011年03月28日 男性 71歳 造材(玉切り) 被災者は、傾斜約30度のナラ林内でシイタケ原木の伐採作業に1人で従事。被災者は、ナラ立木(根株径70cm、推定樹高15m)を下方に真っ直ぐ伐倒の上、枝払いを行い、1番玉(2m)を切り終えたところ、造材中の伐倒材が接地していた枝を支点にバランスを崩し回転。逃げ遅れた被災者は右顔面を激突され、脳挫傷により死亡した。
北海道 2011年04月01日 男性 55歳 伐倒 被災者は、民有林の皆伐作業を事業者と同僚3人で午前7時から開始した。午前10時20分頃、被災者はチェーンソーを用いて単独で立木の伐木作業を行っていたが、チェーンソーの音が聞こえないことから、同僚が被災者の作業場所を見に行ったところ、伐倒されたトウヒ(胸高直径43cm、樹高26m)の伐根から2.4m離れた場所で、伐倒木の下敷きになり、仰向けになって倒れていたところを発見した。なお、伐倒木の横に大きく曲がったニレの木があり、伐倒時にニレの木に当たった伐倒木が跳ね返って被災者の上に落ちたものと推測される。
宮崎県 2011年04月26日 男性 65歳 その他(土場開設整地作業) 被災者は、同僚3人と集材土場開設作業に従事。被災者はバックホウを運転し、地山切り取り、整地作業を行っていた。午後0時半頃、路肩から約2mの箇所を作業中、突然シラス土壌の路肩が決壊し、被災者はバックホウとともに、切り立った崖を約60m転落し、受災した。
静岡県 2011年05月23日 男性 38歳 造林 被災者は、作業者6人と植付け作業に従事。当日予定していた苗木の植付けが終わったため、林業用モノレールで下山することとした。最初に3名が同モノレールで下山、次いで、他の作業者2人と同乗し、約50m走行し、傾斜約45度の斜面に差しかかったところ、突然異音がして台車が暴走を始めた。約30m暴走後、傾斜約25度の斜面で台車が急停車し、台車の最後尾で台車の操作を行っていた被災者と最前列に乗車していた同僚の2人が台車より投げ出され立木に激突した。同僚は腕等を負傷したが、被災者は死亡した。
静岡県 2011年05月25日 男性 69歳 その他(トラック) 被災者は、木材のトラック運搬業務に1人で従事。伐採現場から集荷土場のはい積み付近に木材を搬入し、木材を下ろすため中締めのワイヤロープを緩めたところ、突然最上部のスギ丸太(長さ4.07m、末口径27cm、元口径30cm)が落下し、その下敷きとなった。
島根県 2011年05月26日 男性 23歳 伐倒(皆伐) 被災者は、ケヤキの伐採作業に携わっており、伐採しようとしたケヤキの根元部分が4本くっついた状態で繋がっていたため、約1.5m根元部分を残して3本を伐採した。4本目の伐採に取りかかったが、斜面上方から伸びたつる(蔓)が当該木に絡んでいたため、伐採と同時に絡んでいたつるの根元にあった石(長さ120cm、幅50cm、厚さ30cm)が蔓に引っ張られ、下方にいた被災者の背中に当たり、このため被災者は、転石とケヤキ伐根に挟まれた。
宮崎県 2011年06月28日 男性 51歳 造林(下刈り) 当日、被災者は、同僚7名とスギ2年生造林地の下刈り作業に従事。昼食後、休憩を取り12時から午後の作業を開始した。なお、当日気温が高かったため30分毎に休憩を取りながら作業を行っていた。午後2時頃、同僚が作業終了の連絡のため被災者が作業していた場所に近づくと、被災者が作業を中断し座り込んでいるのを発見。被災者に声をかけたが応答がなく意識もない状態であったので水で冷やすなどの応急措置をしながら林道まで救出。救急車により病院に搬送し手当したが、3日後の7月1日に死亡した(死因は「熱中症」とみられる)。
山口県 2011年06月29日 男性 63歳 その他 当日被災者は午前8時15分頃から同僚7人と共に、竹林の整備作業に従事していた。なお、被災者他4人は、緊急雇用対策事業で6月10日から6か月の予定で雇用されていた。作業は、監督として付いている森林組合作業員の2人がチェーンソーで竹を伐り、被災者を含む緊急雇用の5人が手のこで整理していた。当日は、朝から晴れて気温が高い状況の下、森林組合で水分の補給のための飲料水を用意。加えて、各自もペットボトルを持参してきていた。午前10時の休憩後、作業していた被災者は途中で気分が悪くなったため、午前11時30分頃から休息をとっていた。午後1時頃になっても、症状に改善がみられないため、病院に搬送した。
鳥取県 2011年07月03日 男性 57歳 車両集材 当日被災者は、同僚と共に朝から伐倒木を重機のウインチを使って搬出する作業を行っていた。同僚がウインチ操作と荷外し作業を、そして被災者が荷掛け作業を行っていた。午前11時10分頃、被災者(荷掛手)からの合図がないことから不審に思った同僚(ウインチ作業オペレーター)が荷掛け現場に行ったところ、勾配37度の斜面を斜距離約11m下に転落している被災者を発見した。
熊本県 2011年07月09日 男性 53歳 車両集材(グラップル) 当日、被災者はグラップルにより伐倒した広葉樹の集材作業を行っていた。(目撃者がいなく以下「推定」)被災者は、林道上でグラップルを後進操作しながら集材作業を行っていたが、何らかの事由で運転操作していたグラップルが路肩を崩壊させながら転落、被災者は転落の途中、運転席から投げ出されグラップルに直撃され下敷きとなり死亡したものと推定される。現場は急勾配(約45度)で、グラップルは林道より50m下方に転落。被災者はグラップルの手前、約7m離れた地点に倒れていたのを同僚に発見された。
徳島県 2011年07月12日 男性 70歳 伐倒(間伐) 当日被災者は、7時頃から現場代理人と2人で架線(ホールバックライン)支障木の伐倒に従事。現場代理人は集材機付近の設備作業に従事していた。11時30分頃被災者と無線連絡が取れないことを不審に思った現場代理人が伐倒現場に降りて行ったところ、根元から折損したスギC(胸高径22cm、樹高19.1m)の下敷きになっている被災者を発見した。現場の状況より、被災者はスギAを伐倒した時、スギCにかかり木となったためかかり木を外そうとして、スギBを浴びせ倒し(投げ倒し)たところ、二重のかかり木となってしまった。そこで、被災者はかかられているスギCを伐倒するため追い口を入れた時、スギCが元口部から割れて裂け上がり、折損木が被災者に落下し受災したものと推定。なお、裂け上がり折損したスギCの状態から、大きな重力がかかっていたと推測される。
岩手県 2011年07月18日 男性 68歳 伐木(皆伐) 当日午前、被災者は同僚とともにナラを主体とする広葉樹林で伐採作業に従事。(目撃者がいなく以下「推定」)被災者はナラの立木(直径約30cm、樹高約20m)を伐倒したところ、隣接したナラの立木(直径約20cm、樹高約15m)にかかり木となった。被災者はかかられたナラの立木を揺らしてかかり木を外そうとしていたところ、かかられたナラの枝が折れ、かかり木が外れて落下し、被災者が直撃されたものと推定される。
新潟県 2011年08月03日 男性 74歳 伐倒(皆伐) 当日、被災者は同僚2人とナラ林の皆伐作業に従事。ナラ木(直径25cm、樹高13m)を伐倒直後、何らかの原因で伐倒木より約1m斜め上方にあるナラの木が根返りを起こし、被災者へ向かって飛んできて被災者を直撃。このため、被災者は、伐採箇所から2m下方へ転落した。なお、推測であるがナラの木伐倒の際、隣接するナラ枯損木(三つ叉)に枝が絡んでいたか、又は伐採時に枝を引っかけてナラの木が根返りを起こし、被災者へ飛んできたものと思われる。
愛媛県 2011年08月05日 男性 31歳 その他 当日、被災者は電力会社からの受託事業である電柱の支線に巻きついているカズラのつる切り作業に同僚と2人で従事。14時25分頃、次の電柱まで同僚の運転する軽トラックの助手席に乗って溜池の堰堤の上にある幅員2mの農道を走行していた時、運転手が運転を誤り、路肩に脱輪した。このため、運転席側から横転しながら、約17m下に転落した。転落後、運転者が助手席に被災者がいないことに気付き、車から出ると運転席側荷台後部で車の下敷きになっているのを発見した。横転する際、助手席に乗っていた被災者は車外に投げ出され、横転してきた車両に被災者の頭部が押し付けられ、地面がぬかるんでいたため、呼吸できず窒息したと推測される。
愛媛県 2011年08月17日 男性 60歳 造林 当日被災者は、同僚と2人で保育間伐作業に従事。また、班長は林業機械(グラップル)を災害現場に搬入する途中であった。9時30分頃、被災者は人工林の中にあったマツクイムシにより枯れたアカマツ(胸高径31cm、樹高19m)を所有者の要望で伐倒したが、予定の方向に倒れずかかり木となった。近くにいた班長は、被災者に林業機械で処理するよう指示し、自らグラップルを取りに行ったが、被災者はそれを待たず自分の判断で、元口から90cmのところを元玉切りしたところ、中間から折損し先端部が被災者に落下し、首・背中を直撃し受災したものと思われる。なお、現地調査では、受け口及び追い口の伐倒の基本を守っていなかった。
奈良県 2011年08月30日 男性 64歳 伐倒(間伐) 当日被災者は、間伐作業に従事。10時5分頃、林地傾斜約40度の場所でスギ(樹齢約100年、直径45cm、長さ32m)を上方に伐倒すべく、被災者はチルホールで山側に牽引し、チェーンソーマンと連携し倒伏し終えた。折から休憩時間となり、当該伐根から約15m下方の谷川に移動中の被災者に、伐倒直後の伐倒木が突然滑り下り被災者にのしかかり、腹部から腰部を圧伏した。伐倒時には、ツルがきいた元口は伐根上に乗っていたが、何故か伐倒木が時計周りに回転して伐根を外れ、斜面を滑り下ったものと推測される。
北海道 2011年09月10日 男性 72歳 伐倒 当日、被災者は民有林内において同僚と皆伐作業を、また事業者はグラップルによる集材作業を行っていた。午後3時40分頃、被災者の作業場所より約30m離れた場所でグラップルを運転していた事業者が木の裂けるような音を聞いたため確認に行ったところ、被災者による伐倒中のハンノキ木(胸高直径28cm、樹高16m)が縦に割け、その脇で同伐木に右足を挟まれた状態で倒れている被災者を発見した。伐倒中のハンノキが急に縦に割けたため、退避する間もなく被災者に激突したものと推測される。
長野県 2011年10月14日 男性 58歳 伐倒(間伐) 当日被災者は、1人でスギの間伐作業を行っていた。12時頃、間伐作業中に、スギに絡まっていたフジ蔓が隣接するクルミの木にも絡んでいたため、スギを伐倒した際にクルミの木もフジ蔓により引っ張られて折れ、折れたクルミの幹が被災者の頭部を直撃した。
青森県 2011年10月21日 男性 44歳 伐倒(皆伐) 被災者は同僚5人とともにスギ、アカマツの混合林内で伐採作業に従事。被災者は同僚Aから約70m離れて1人で伐倒作業を行っていたが、同僚Aは被災者のチェーンソーの音が聞こえないため、被災者が作業を行っていた付近を探したところ、口と鼻から血を出して倒れている被災者を発見した。現場の状況より、被災者はアカマツの立枯木を伐倒したところ、8.4m離れたアカマツに接触。その弾みで伐倒木が元口から6.5m付近で2つに折れて先端部分(長さ13.1m、折れた部分の直径30cm)が垂直に落下。先端部分は、元口が地面に落ちた後、被災者の方向に倒れてきて、被災者の頭部を直撃したものと推定される。
北海道 2011年11月02日 男性 58歳 伐倒 当日、被災者は、町有林のスギ人工林の間伐作業を行っていた。午前9時10分頃、被災者の近くで作業をしていた同僚(班長)が被災者のチェーンソー音が聞こえなくなったため、様子を見に行ったところ、被災者が伐根の際で倒れてきた伐倒木(胸高直径26cm)の下敷きになり、横向きの状態になっているところを発見した。なお、被災者は48度の急傾斜地で当該伐倒木を坂上から坂下に向けチェーンソーで一気に鋸断しており、受け口、追い口等の作設を行っていなかった。
静岡県 2011年11月04日 男性 68歳 伐倒 被災者は、同僚8人とともに、前日から、スギ・ヒノキ混交林(林齢46年生)の間伐作業に従事。被災者は同僚Aとともに、チルホールを使用して伐倒するときは共同で、それ以外のときは単独で伐木作業に従事を行っていた。同僚Aが、ヒノキ(胸高直径:22cm、伐根直径:28cm、樹高:17m)を単独で伐倒したところ、伐倒木から約13mの離れた箇所にいた被災者に激突し、被災者は伐倒木の梢端部の下敷きとなった。
愛知県 2011年11月08日 男性 37歳 伐倒 被災者は、現場責任者及び同僚の3人とともに、スギ・ヒノキ混交林(林齢70~80年生)の間伐作業に従事。被災当日、現場責任者は、他の作業現地の状況を確認するため、昼食後下山。被災者は、同僚と2人で、間伐作業を行っていた。同僚が、傾斜約40度の斜面にあったヒノキA(伐根直径:24cm、樹高:18m)を谷側に伐倒したところ、約4.7m下方にあったヒノキBにかかったため、これを外すためヒノキAの元口から65cm上方の位置を谷側に向かって「元玉切り」をしたところ、ヒノキAの上部(長さ:16.8m)がヒノキBの根元付近に落下して右側方に倒れたため、ヒノキBの右側方約13mの箇所に退避していた被災者に激突した。被災者は仰向けの状態で伐倒木の梢端部の下敷きとなった
山梨県 2011年11月12日 男性 67歳 伐倒(間伐) 被災者は、チェーンソーを使用してスギの間伐作業に従事。同僚が、休憩時に伐倒木(胸高直径30cm、樹高20m)が斜面に横たわっている被災者を発見した。現場の状況から、被災者は、伐倒木の枝に、頭部を後方から押された状態で、ヘルメットのあご紐で首を絞められ、座って倒れていたものと推測される。
徳島県 2011年11月13日 男性 49歳 架線集材 当日の作業は、作業者3名により8時30分頃から林業架線集材作業及びプロセッサによる造材作業を行っていた。なお、被災者は盤台においてプロセッサによる造材作業に従事。10時30分頃、盤台の上部斜面エリアの架線集材作業を行っていたとき、伐倒済みの木に作業索(リフティングライン)が引っかかり当該伐倒木が斜面を滑り落ち、斜面下方の盤台にあるプロセッサの運転席の天井部分を直撃した。このため、運転席上部が潰れるとともに、運転中であった被災者の頭部を強打したものである。
福井県 2011年11月17日 男性 50歳 造材 当日被災者は、同僚4人とともに、スギ人工林(林齢50年生)の間伐作業に従事していた。被災者は、同僚Aとともに、作業道(縦断勾配:約4度)上に、3本の伐倒木(径25cm、径50cm、径20cm)を枕木として敷き、この上に作業道下の法面に集積しておいた伐倒木6本を並べて、チェーンソーを使用して造材作業を行っていた。午後3時45分頃、被災者が、枕木の上に並べた6本の伐倒木のうち、谷側から2本目の伐倒木A(長さ16m、末口径21cm、元口径40cm)を末口側から造材していたところ、突然、谷側から3本目の伐倒木B(長さ14m、末口径23cm、元口径40cm)が転位して跳ね上がり、被災者の顔の左側面に激突した。
鳥取県 2011年12月15日 男性 59歳 造材 当日、被災者は同僚3人とともに作業道開設工事に伴う、支障木伐採作業に従事。午前9時46分頃、100m程離れて作業をしていた班長が被災者のチェーンソーの音がしないことに気づき被災者の所へ行ったところ、スギとスギに挟まれた被災者を発見した。なお、推測であるが、被災者は傾斜約40度の現場で伐倒したスギ材の玉切りを行っていたとき、何らかの原因で玉切り材が上方跳ね上がると同時に、上方の伐倒木との間に挟まれたものと推測される。
鹿児島県 2011年12月19日 男性 44歳 伐倒(間伐) 当日被災者は、傾斜角約35度の急斜面にある現場で間伐・搬出作業のため、同僚と現場に入り3人一組で作業を開始。被災者と同僚Aは距離をとってチェーンソーでヒノキの伐採作業を行い、同僚Bは重機を用いて集材路の開設作業を行っていた。同僚Aが被災者のチェーンソーの音がしなくなったことから、確認のため近づいたところ、被災者が伐倒木の下敷きになって、うつ伏せにたおれているのを発見した。なお、伐倒木は地際から1.1mの高さの所から伐採されており、受け口切りが不十分で、チェーンソーのガイドバーが挟まれ引き抜こうとしたときに伐倒木に激突され下敷きになったものと推測される。
大分県 2011年12月23日 男性 61歳 伐倒(間伐) 被災者は、同僚ともに間伐作業に従事。2人は、別々の場所で作業を実施しており、11時20分頃、同僚が間伐作業を終わらせ、被災地の8m手前にて、倒木の上にあるヘルメットを発見した。近づいたところ、被災者が木に挟まって、地上 1.2mの高さで真横になっている木の下の地面に倒れていた。ヘルメットは、縦に割れており、ツバ部分もなくなって、被災者は頭部を損傷していた。状況より、伐倒したスギ(根元直径40cm、樹高約20m)が、斜面斜め下にあったヒノキにかかり木となった。このため、別のスギ(根元直径25cm、樹高約20m)を伐倒して、投げ倒し(浴びせ倒し)を行った。しかし、投げ倒したスギが、先に伐倒したスギの幹に当たり、そのまま滑り落ち、幹下部が被災者の頭部に当たったものと推測される。

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