集材作業の安全
集材装置の組立て
- 使用資機材は、目的に応じた正しい規格で正常なものを使用しましょう。
キンクを起こした部分のないものを使います。ワイヤロープの1よりの間に素線数の10分の1以上の素線が切れていないものを使います。
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索張りは、それぞれの現地及び作業計画に即した安全で適切な様式を採用しましょう。
無理な方式は、作業に困難が伴い事故の原因になります。 -
装置の組立て、解体の作業は、林業作業主任者の指揮に従い安全に手際よく進めましょう。
集材機の据付け、ガイドラインの張り方、クリップの取付け等の決められた基準を守り装置の安全を確保します。
集材作業
架線集材の場合
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荷掛けは、安全な方法で行いましょう。
材の安定を確認し、斜面の上側から荷掛けします。 -
作業策の内角側で、危害を受けるおそれのある箇所での作業は、しないようにしましょう。
- 無理に材を吊さないようにしましょう。吊り荷は、最大使用荷重以下とします。また、スリングロープ1本の吊り荷は、3本以下とします。
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巻き上げの際には、安全な箇所に退避した後、巻き上げの合図をしましょう。
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主策の下で、吊り荷の落下のおそれのある箇所には、入らないようにしましょう。
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荷はずし作業では、材が降下するとき安全な箇所に退避しましょう。
荷はずし作業は、材が盤台又は地面に完全におりたことを確かめた後、行います。
車両集材の場合
- 荷かけは、重なっている材の上方から荷かけするなど安全な方法で行いましょう。
- 木寄せ作業は、林内作業車の横滑りや転倒の危険のないように処置しましょう。
林内作業車を立木や伐根にワイヤで固定します。車体と材は、正対するようにし必要に応じてガイドブロックを使用します。
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材を積んでの走行は、けん引する材の重量、走行路の勾配、地盤の状況等を十分考慮して行いましょう。