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「危険予知ミーティング」の進め方(林業)

1 危険予知とは

危険予知とは、作業をする仲間同士で、あるいは一人ひとりが、作業のなかにひそんでいる危険を危険と気付くことです。

2 危険予知のしかた

危険予知のしかたにはいろいろな方法がありますが、「林材業ゼロ災運動」では、毎朝、作業現場において、危険を危険と気付くための話し合い「危険予知ミーティング」を行って、その日の作業における危険な事項を確認し合い、注意しようというもの です。

3 危険予知ミーティングの実践

指差し呼称は、次のように行います。

  1. ミーティングの人員、所要時間
    作業現場で、作業にかかる前に、作業班(同じ作業をする5人程度以下の小人数の仲間同士)で、短時間(3~5分程度)のミーティングを行います。
  2. ミーティングの内容
    1. 作業班長が、作業にひそむ危険を指摘し、安全な作業内容、手順について作業者に指示し、ときには班員に復唱させます。そして、その日の安全注意事項をきめます。
    2. また、班の全員が、当日の作業で危険が予想される点について、意見を出しあって、その日の安全注意事項をきめます。
  3. 指差し唱和(ゆびさししょうわ)
    ミーティングできめたその日の安全注意事項を、班の全員で、「指差し唱和」します。なお「指差し唱和」は、二人以上の複数で行うもので、全員で唱和して確認することにより、気合いを一致させ、作業班の一体感、連帯感を盛り上げるのに役立てます。
    やり方は、円陣を組むなどして、「指差し呼称(ゆびさしこしょう)」と同様、左手を腰に当て、右手で前方を指差して、全員で、「ゼロ災でいこう、ヨシ!」などと唱和します。
    020902